今回はバイクのホイールの塗装方法をご紹介します。

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塗装する際の固定(スタンバイ)とタイヤワックスやチェーンルブなどを除去する脱脂作業さえしっかりやれば、作業自体はとても単純です。

ホイールの塗装をすると劇的にイメージチェンジが可能ですので、ぜひDIYでチャレンジしてみてください。

バイクのホイール塗装

お客様のバイクのホイールの塗装の依頼を受けましたので、作業開始です。

足付けや研ぎは自分でやってくるから「塗るのだけ」やってほしいとのこと。

やはり素人さんだけあってかなり雑な研ぎで正直やりたくないんですが・・・まぁいいでしょう(笑)

まずはホイールの研ぎと足付けから

まずは600番の耐水ペーパーで全体的にサッと研ぎます。

ホイールがすでに自家塗装などされており、旧塗膜と新塗膜の間に段差がある場合は、600番の耐水ペーパーで段差がなくなるまでしっかりと研ぎこみます。

研ぎがあまいと、これから塗る塗料が旧塗膜の下に入り込んでしまい、「チヂレ」(チヂミとも言ったりする)という旧塗膜が犯されてしまう現象が起きるので注意。

↓下の画像がこのチヂレの例。(過去に私が塗装したものです。)

バイク 塗装 チヂレ チヂミ 例 画像 

こうなってしまうと、一度塗料を全て剥離するか、チヂレが収まるところまで、ひたすらペーパーで研ぎこまなくてはいけないので、大変苦労します。

全体的に研ぎが終わったら次に足付けの作業。

600番から1500番相当の【不織布研磨材】というものに洗剤をしみこませ、足付けします。(600番から上の番手ならどれでも大丈夫です)

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上記の写真のような布製の研磨材です。

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ホイールは曲面が多いので、布のような柔らかい研磨材に洗剤をたっぷりと染み込ませ足付けします。

しっかりと足付けが終わったら洗い流し、もう一度洗剤をつけて脱脂作業もかねて足付けします。

なぜ2回やった方が良いかといいますと、タイヤに塗ったタイヤワックスがホイールにも染み込んでいたり、また、リアホイールなどはチェーンルブが染み込んでいたりと、塗装のハジキの原因となる要素が多いため、しっかりと脱脂もかねて2回足付けするのが良いです。

水でしっかりと洗い流したら、油分がついていないか良く観察し、OKなら次の行程へ。

ホイール塗装のスタンバイ

次に塗装のスタンバイです。

一発で塗装できるようにスタンバイを確実にします。

片面塗ってひっくり返してまた片面塗って・・・などとモタモタしていると、ホイール傷つけてしまったり、思わぬ失敗をしてしまうので、注意が必要です。

塗装を開始したら一気に塗り上げる!そんな感じがベストです。

シリコンオフでしっかりと脱脂し、完全に油分がないのが確認できたら塗装行程にいきます。

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ホイールのカラーベース塗装

スタンバイが出来たらいよいよ塗装に移ります。

今回のホイールを塗装するのに必要な缶スプレーの量は3本でした。(正確には2.5本分くらい)

塗装したバイクのホイールは400ccのレーサーレプリカタイプのアルミホイール。(原付のホイールなら半分くらいで足りるでしょう)

今回塗装する色はお客さんのご希望でBMWの【B09】というカラーコードにしました。

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こちらですね。

ブラウンメタリックに黄色のパールがちょっと強めな感じの色で大変人気ですよね。

この色は黒系の色でキマリ(色の染まり具合)が良かったので3本で足りましたが、シルバーなどの淡い色は色のキマリが悪いので、4本は必要になるかもしれません。

缶スプレーを調達はAmazonがおすすめ!

それでは早速、缶スプレーで吹き付けていきます。

ムラが出ないよう慎重に、吹き付けていきます。

コツとしては、リムの端やスポークの内側など、手の入りにくいところ、細かいところから先に吹き付けていくことです。

すみずみまで色がちゃんと入っているか、よく確認しながら丁寧に塗装していきます。

あせりは禁物です。

ホイールをよく観察しながら、慎重に作業を進めていって下さい。

ベースとなる塗料【B09】を吹き付け終わったら、次はウレタンクリアー塗装に移ります。

ホイールのクリアー塗装

塗装最終工程であるクリアーコートの部分です。

1液タイプである【ラッカー系】塗料は、安価ですが耐久性は非常に悪いです。

塗料の膜が弱いのでキズが入りやすく、塗装して数週間、表面に細かいキズがたくさん入ることですぐにツヤが引けたり、日光での色あせが早かったり、タンクを塗装しガソリンがかかってしまったりすると、すぐに変色してしまうものもあります。

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例えば、ホイールの塗装が終わって装着し、チェーンルブかけてそれがホイールに飛び散ってウエスでふき取ったらクリアーがベトベトに溶けた・・・なんて言ったら悲しいじゃないですか(汗)

せっかくここまで大変な行程を踏んでこられたのですから、最終仕上は2液タイプの【ウレタン系】スプレーを強くお勧めします。

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塗料の膜が強いので表面にキズが入りにくく、長期間ツヤツヤの状態を保てますし、日光での色あせも強く、耐油性なのでガソリンや溶剤による変色もありません。

私の塗装経験上(一応プロです)、最終工程であるクリアーの部分だけは、少し高価ですが強靭な塗膜をつくれるウレタンタイプを使っていただきたいですね。

こちらのウレタンクリアーはクリアー自体に塗膜の肌伸び機能(レベリング性)がそなわっているので、塗りこみすぎてクリアーが流れてしまっても、しばらく放置しておけばある程度もとに戻ったり、熱をくわえて乾燥させると、さらにレベリング性能により塗膜が伸びてツルツルになります。

クリアーが流れないように、こちらも細かいところ、手の入りにくいところから、慎重に少しずつ塗装していきます。

一度塗装したら10分ほど待ち、ある程度乾燥させましょう。

 

・・・・・

「 10分待つ 」って意外と長いんですよね。

ちなみに、ボクはいつも塗装の待ち時間に、大切な友人でもあるこのひとのメールマガジンを読んでいます。

話しは変わるのですが、今の時代、AIがすさまじい速度で開発が進み、近い将来自分の仕事がAIによって奪われてしまうんじゃないか?そう考えているひとも少なくないと思います。

とくにボクの仕事である板金塗装というのは、事故を起こしてしまったひとの自動車を直すことによってお金をもらっています。

これから自動運転技術や若者のクルマ離れによって、ボクの板金塗装業界は間違いなく縮小傾向にある。正直、将来が不安でなりません。

そんな、いつか必ずくる将来のために今自分が準備できることって何か。

日々、少しずつでもコミュニケーションを磨くことや、自分で稼ぐ力を身につけておくことだと思います。

ベストセラー作家でもある友人の川島さんのメルマガは、儲けに直結する話から健康的に生きる話、モテる方法やコミュニケーションまで、おもしろい話が多いのでおすすめ。

ふだんから世界各地を転々としているひとで、毎日送られてくる三ツ星レストランの食事や世界遺産の写真を見ているだけでも非常に貴重な経験になりますよ。

お金も1円もかからないですし、迷惑メールも一切ボクのところには来ておりませんので安心してくださいね。

 

さて、話しを戻しますが、細かいスポークのすみなど、ちゃんとクリアーがかかっているか、よく観察しながら丁寧に吹き付けていきます。

クリアー塗装は2回目でこのような感じになりました。

完成しました!

ウレタンクリアーの缶スプレーを使用した本数は2本(正確に言うと1.5本)

ということで、今回は使用した缶スプレーの本数は、

・カラーベースの缶スプレー【3本】
・2液タイプのウレタンクリアーの缶スプレー【2本】

使用した缶スプレーの金額は

・カラーベースの缶スプレー3本【2100円】
・2液タイプのウレタンクリアーの缶スプレー【3400円】

でした。

ホイール塗装に必要な塗料や材料

商品の名称を押すと販売しているamazonのページに飛びますが、
私が紹介しているページの価格が一番安いとは限りません。

※パソコンでamazonの商品ページを見ると、
自動で最安値のお店を表示してくれる機能があるので大変便利です。

スマホの方は【販売価格(税込み)】欄が大体の安値になりますので、そちらを参考にしてください。

ご自身で送料も含めた最安値のページを、探されてみてくださいね。

下地処理

脱脂剤であるシリコンオフ、素地のプラスチック系に塗装する前に絶対に必須なプライマー、
パテなどを付けた後に塗料の吸い込み防止をするためのプラサフです。

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メタリック塗装

カラーベースとなる部分の塗装です。

 名称  販売価格(税込み)
 224円~

キャンディーカラーにしたいのなら

ホイールをキャンディーカラーにしたいのであれば、ベースとなる下塗り用シルバーはこちらです。

 名称 販売価格(税込み)
 1210円~

キャンディーカラー各種

キャンディーカラーの缶スプレー各種です。

 名称 販売価格(税込み)
1210円~
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 1210円~
 1210円~
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クリアーコート

塗装最終工程であるクリアーコートの部分です。

 名称 販売価格(税込み)
 432円~
 1773円~

施工例

以下、ホイールの塗装例。

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