今回はマジョーラの塗装方法をご紹介します。

まずマジョーラを【wikipedia】で見てみると

概要

マジョーラは、見る角度や光の当たり方により、様々な色に変化する偏光性塗料である。語源は、ラテン語で魔法を意味する単語”MAGIA”(マジア)と、自然界で見られるカラーシフト現象の”AURORA”(オーロラ)とを組み合わせた造語。

構造

マジョーラでは、使用されているクロマフレア顔料を五層構造にし、光は表面層で約50%、残りの約50%が中央層のオペイク・リフレクター・メタル(Opaque Reflector Metal)で反射するように作られている。この分光効果で干渉波長(決まった色の波長)が発生し、視覚化される。入射角度が異なれば、発生する波長も変わり、異なった色を視覚化することになる。

となっています。

光の反射方向によって色が変わって見える塗料のことですね。

マジョーラの塗装自体はとても単純で簡単なのですが、(本当にすごく簡単です)マジョーラの【缶スプレー】を入手するのが難しいかもしれません。

塗料の入手と使用量について

一通りボクの方でかるく知らべてみたのですが、「マジョーラ 缶スプレー」と検索しても、どこのメーカーでも販売はされていないようでした。

エアーコンプレッサーを用意して、スプレーガンでガン吹きするような場合でしたら、マジョーラの塗料はamazonで3500円くらいから購入できるようです。

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「 30ml(ミリリットル)で3500円!??高い! 」と思われるかもしれませんが、スプレーガンでガン吹きする場合、クリアーの中に3~5%だけマジョーラを入れて(使用する塗料によってはもっと入れるかもなのでご購入の際、塗料説明を良くご覧ください)塗装する場合がほとんどなので、バイクのカウルを塗装する場合、実際は少量しか塗料は使わないんです。

スプレーガンでガン吹きする場合、このマジョーラ30ml(ミリリットル)を3%入れた状態でクリアーを作ったとすると、約1000ml=1L(リットル)となり、そこからさらにシンナーで100対100で希釈すると、合計で2L(リットル)となります。

2L(リットル)の希釈済みのマジョーラを塗装する場合、面積で言うと、小型乗用車1台分は塗装できてしまうのではないか、といった量になります。

バイクのカウルを塗装するのであれば、もっと少量でいいわけですから、使うマジョーラはその半分でもじゅうぶんなわけです。

 

ボクの場合、「マジョーラ 缶スプレー」は調べても出てきませんでしたが、ハウスオブカラーというメーカーのカメレオンカラーというのもあるようです。

おそろしく高いです(笑)が、カラーバリエーションは豊富です。

他にも少し調べてみましたが、タミヤ製のポリカーボネートスプレーの【偏光塗料】というものが、もしかしたら同じような効果が得られるかもしれません。(ボクは使ったことがないので、違っていたらごめんなさい)

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使ったことがないので、なんとも言えないのですが、もしご興味ある方はご自身で調査なさってみてください。

塗料の準備

それでは塗装のプロであるボクが、ふだんからやっているマジョーラ塗装の【塗料の準備】からはじめていきます。

今回は日産のエルグランドという自動車の補修で、カラーコードはG30という色になります。

まずカップを2つ用意します。

ひとつは1コート目のカラーベースとなるブラックの準備。もうひとつは2コート目のパールベースとなるマジョーラの準備。

今回のマジョーラ塗装とは、この2コート目のパール塗装のことをさします。

そして最後に3コート目はクリアーコートですから、マジョーラ塗装は3コートパール仕上げという事なんですね。

説明がわかりづらいと思うので、気にせずそのまま読み進めていって下さいね。

 

それでは1コート目のカラーベース、ブラックの準備から。

配合は以下のような、3種類のブラックで構成されています。

CIMG0036

メタリックもパールもはいっていない、いわゆる【ソリッド】といわれる黒ですね。

バイクのカウルを塗装される方は、こちらは缶スプレーで代用できます。

 

続いて2コート目のパールベースの部分の準備。

ここで必要なのがマジョーラ塗料、こちらになります。

CIMG0055

これがそうなのですが、金額は100ミリリットルで8000円から12000円くらいします。

 

今回のG30というカラーコードの場合、わかりづらいですが、配合表の左の、上から2行目。【U.ロッククロマG.P】というのがこれで、塗料100%に対して1.5%しか含まれていません↓

CIMG0037

他にはクリアーが約95%、あとはブルーのパールや色が少し入ってるくらいです。

ちなみに【U.ロッククロマG.P】Gはグリーン、Pはパープルで、グリーンとパープルに光る塗料ってことです。

これをカラーベースのブラックの上に、パラ吹き2回くらい塗装してクリアーコートすれば終わりです。(簡単ですよね?笑)

 

それでは2コート目のマジョーラ塗料を準備していきます。

クリアー95%の中に1.5%のマジョーラを足していきます。

ホンの少量です。

塗料をかき混ぜると、このように光りだします。

見る角度によってグリーンとパープルに見えますね。

今回は1コート目のカラーベースのブラックを300ミリリットル。
2コート目のパールベースのマジョーラを150ミリリットル作りました。
(マジョーラ塗料は1.5%配合なので、2.25ミリリットル使用・・・すくない笑)

CIMG0035

カラーベースのブラックは色決めの際にガッツリと塗りこむので300ミリリットル。

一方マジョーラは2コート目にガッツリ塗りこむことはせず、パラパラっと薄くかけてやるイメージなので、半分の150ミリリットルとしました。

マジョーラ塗装のやり方

それでは上記で作った塗料を使い、マジョーラ塗装のやり方についてご説明いたします。

今回の教材はこちらの自動車。

足付けや研ぎ、脱脂などについては今回は省略させていただきます。

他の記事で書いておりますので、そちらを参照なさってみてください。

【塗装方法】バイクのホイールの塗り方とウレタンクリアー塗料の金額
【塗装方法】ラップペイントのやり方

それではまず1コート目、カラーベースとなるブラック塗装。

色決め行程なのでガッツリとウエットコートで塗ります。

続いて、マジョーラ8に対してブラック2くらいに混ぜたニゴリ塗料を作り(8:2から6:4くらい)このブラックの周りの部分に塗装し、ボカシ塗装していきます。

これは、色をボカす上で重要な部分になるのですが、バイクのオールペイントなどの部品全てを塗ってしまう方にとっては必要のない作業なので、まったく気にすることなく読み飛ばしてください。(まぎらわしくてすいません)

続いて2コート目のマジョーラを2回ほどドライコート塗装していきます。

CIMG0056

なぜここの行程だけは、ガッツリ色を塗りこまないのかといいますと、この塗料はクリアーの中にマジョーラを混ぜている半透明な塗料ですよね。

ガッツリ塗り込み、もし垂らしてしまった場合や塗装のムラを作ってしまった場合、その垂れやムラが半透明の塗料なので、一度失敗してしまうと元に戻せないんです。(元に戻す場合はカラーベースであるブラックから塗装しなおし)

ここら辺はキャンディカラー塗装と同じですかね。

半ツヤくらいでドライコート塗装。(半ツヤならミディアムっていいますかね・笑)

あとはクリアーコートすれば終わりです。

塗装ブースだと、ただの真っ黒にしか見えませんね(笑)

マジョーラは光の反射を利用するパールなので、光源が弱いとよくわからないんです。

外に出すとこんな感じです。

※画像は他サイトから引用させていただきました。

もしマジョーラ塗装を自家塗装でやられた方は、塗装最終工程であるクリアーコートの部分は2液型ウレタンクリアーを推奨です。

 名称 販売価格(税込み)
 432円~
 1773円~

施工例

以下、マジョーラの塗装例。

今回はグリーンとパープルでしたが、種類はたくさんありますよ。

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